今日は、息子がタマムシを見つけた。近くの森の中で、飛んでいる所を見つけたようだ。捕まえようと虫取り網を取りに一旦うちに帰っていた。興奮した顔で来た為、私も見に行ってみた。すでにタマムシの姿はなく、見当たらない。息子の話では、随分と高いところで飛んでいたようだ。
持っている虫取り網でもせいぜい2メートルくらいの長さにしかできない。それでもしばらく待ってみるとのことで、息子は粘っていた。実は、私自身も、小学生の頃、実際タマムシを捕まえたのは2回くらいしかない。それくらい、あまりいない。本当に捕まえてみてみると、非常に鮮やかな色をした羽を持ち、美しい。
昔、『玉虫厨子』というものを作った方がいるのだが、なんと4000匹とも言われるタマムシの羽を使って作られたそうだ。貴重な虫の上、何千匹という単位になると、どれほどの人を雇って作ったのだろうか?想像をはるかに超えた、数字だ。
机に向っての勉強も大事だが、獲物を捕らえるまで、粘り強く待つということはそれよりもはるかに大事なことだと思う。息子もまた一つ成長した。
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