すでに桜も散り始めたが、日中の気温も20℃と暖かくなってきた。日中は、Tシャツでも過ごせるくらいだ。そんな中、毎年妻の実家の畑で作物をつくっているので、子供達を連れて訪問。かぼちゃと大根の種を植えてきた。畑の中には、さまざまな虫たちが活発に活動していた。テントウムシの幼虫やきれいに成虫になったナナホシテントウ、バッタやカエル、モンシロチョウなど春の訪れを感じた。
見つけた、ナナホシテントウの背中は、まるで研磨機で磨いたかのように、表面がツヤツヤしていて美しい。また、指の先に乗せてみると、先端まで行き、羽を広げて華麗に飛んでいく。天に向かって飛んで行き、太陽神の使いとも言われ、『天道虫』と書くらしい。テントウムシは、アブラムシを食べるが、周りの様々な雑草を注意深くのぞいてみると、アブラムシだらけの草がいくつも生えていた。その近くにはテントウムシの幼虫がたくさんいた。わずかな面積でも虫たちの生存競争が繰り広げられている。昆虫の世界を垣間見た。
昆虫は、我々人間が生まれる、はるか昔から地球上に生活いるらしい。いわば大先輩である。その先輩たちは、今日も必死に生きている。恐らく明日も必死に生きている。その次の日も、またその次の日も・・・。自分に問うてみる。今日は、必死に生きたかと。明日は必死に生きる予定かと。言葉は発しないが、大先輩が背中で教えてくれた。
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