現在、新型コロナウイルスの影響で、全世界的に経済活動が鈍化している。もちろん、好調な業界・企業もあるが、私の業界はもろに影響を受け、1年以上瀕死の状態だ。
以前、会社の内情をお話しし、とある中小企業の社長とお話しをしてきた時、ある言葉をいただいた。『人間万事塞翁が馬』という言葉だ。言葉の意味は、恥ずかしながら【人生いろいろある】、くらいしか理解しておらず、帰ってもう一度すぐに調べてみた。
言葉の言われは、こうだ。昔、北辺に住む老人(塞翁)の馬が逃げたが、後日名馬を連れて帰ってきた。そして老人の息子はその馬に乗って落馬。体は不自由になってしまったが、そのおかげで戦争に行かず生き延びることができたという。
言葉の意味は、災難が幸運につながり、幸運が災難につながることもある。人生の幸不幸は予測ができないことということだ。この言葉がさらっと言える社長は、やはり社長たる人物だなと改めて感じた。
社長曰く、そんなに深刻に考えず、今はじっと耐える時だと助言をいただいた。この30年、バブル崩壊、世界同時多発テロ、リーマンショック、東日本大震災と様々な困難を切り抜けてきたという。困難な時は、いつまでも続かない。そうアドバイスもいただいた。実際に困難に立ち向かい、乗り越えてきた方からの言葉の重みは、ずっしりと重かった。
また、苦しい時だからお互い様とのことで、弊社の商品も購入いただいた。本当にありがたいことだ。苦しい時こそ、助けていただける関係は、お金では絶対に買うことができない。お客様に信頼され、あなたから買うということをいかに積み上げることができるか?コロナ下で自身の真価が問われる。
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